AKROS GRAND X 代表 松本 拓馬さん

美容師として、長く活躍するには
「技術力」と「人間性」を
磨き続けることが必要です。

〈AKROS GRAND X〉代表

松本 拓馬さん

2009年美容科9期卒/神奈川県立岸根高等学校出身

松本 拓馬 Profile

2009年に早稲田美容専門学校を卒業。入社3年目でスタイリストとしてデビュー。
現在はAKROS GRAND Xの代表を務める。年間総指名数は、約1万人。
「ライジングカット」技法で、モデル内にもファンの多い大人気凄腕美容師。

AKROS GRAND X
AKROS GRAND X
東京都渋谷区神宮前1-8-10 The ice cubes 6F
TEL 03-6804-2300

新型コロナウイルス感染症拡大の影響が少しずつ落ち着き、2022年には遠方から来店されるお客様も戻ってきました。コロナ禍中には、自分自身のことを見直す機会がたくさんありました。その中で特に変化があったのは、接客に対する考え方です。僕のお客様には、長年担当させていただいている方も多くいらっしゃいます。かつて大学生だった方も、今では社会人として活躍されている方ばかりですし、僕自身も30代半ばになりました。その年齢に合わせてカジュアルな接客ではなく、丁寧で礼儀正しい接客を行うようにしています。高い技術力を駆使したサービスを、より満足度の高い形で提供できるようになったと感じています。

最近はSNSで気軽に情報発信ができるようになり、集客やブランディングのために活用している美容師も多くいます。しかし、どんな時代でも美容師に一番求められるのは、やはり技術力です。運よく知名度を高められたとしても、技術力が伴わなければ本末転倒です。若い人たちにはまず、技術を追求することに専念して、より長く活躍できる美容師をめざしてほしいです。

そして、技術力と同じくらい大切なのが、人間性です。僕の場合はWASEBIでしっかり身につけることができました。授業の中ではもちろんですが、職員室に入るときには、大きな声でハキハキと挨拶する、上履きのかかとは踏まずにきちんと履くなど、日常的に礼儀を教わることができました。「挨拶・清掃・工夫」という教育方針のもと、習得できた人間性は、いまでも大いに生かすことができています。美容業界で長く活躍し続けたいと考える人にとって、WASEBIは最適の学校だと思います。

好きなことでお金を稼ぐというのは、ある意味「特権」だと思います。そして、そのためにはお金を支払っていただくお客様のことを第一に考えなければいけません。これから美容師をめざす人には、満足していただける「技術力」と「人間性」を磨き続けること、そして「美容が好き」という初心を忘れずに、日々こつこつ努力を重ねてほしいです。

松本拓馬さん

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